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悪役の救い手(韓国漫画)にどハマりした、アラサーOLによるネタバレ・翻訳ブログです。

【ネタバレ・翻訳】 「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」 48話 

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引用:

逆ハーレムゲームの中に落ちたようです

あらすじ

目が覚めるとベッドに見知らぬ裸の男たちが!? そう、誰かがプレイ中の逆ハーレムゲーム内の悪女に乗り移ってしまったのだ! 不思議なことに、ゲームのプレイヤーの選択肢と選択内容を盗み見ることができてしまう。 そして、ゲームの主人公であるユリエルが、悪女キャラである自分の愛人たちと親密になり、最終的に自分を殺すつもりであることを知ってしまう… 果たして死を免れ、ゲームの中から無事に脱出することができるの!?

本文

このゲームの中に落ちて以来、頭の中を占めていたただ一つの疑問。 私がこの物語の主人公でなかったら、私はどうすれば生き残れるのだろうか。

ゲームウィンドウというヒントを通じて、これまでいくつかのルートを変更したものの、結局決まった道理があるかのように、話は進んできた。死ななければ、このまま皇女として生きてもいい。

しかし、このゲームのすべてのエンディングの中で、私の死が予定されていたら? 皇女の体に入って以来、私には権力という名の力があった。 以前の皇女がそうだったように誰かをからかって、踏みつけて、崩れて、恐怖の的となり彼を奪い取る力。

そこでユニエルを城外に送った。そのままユリエルに関するゲームのストーリーが止まることを望んだが、結局私は抜け出すことができなかった。

知っている。もう残っている唯一の選択肢は、プレイヤーである「ユリエル」の死だけだということを…。

ーーー・・・

長い思考からリアは現実へと目を向けた。


(ユリエルが帰ってきた。 システムウィンドウと共に。)


[ドゥビン次男のファン]

あなたは「ドミナート・アルケン」の助けを受けて皇城に戻ってきました。
今の機会を利用すれば、エルドリア皇女を没落させることもできるかもしれません。
【現在の進行率】
「エルドリア·ビオッテ·セシリア」
皇女没落達成値:0%



「陛下、先に私のご挨拶を受け取ってください。」

悠々と言い放つユリエルに、リアが言った。

「皇居から追放された者がどうして今私の前に立っているの?」
「すでに追い出された身、この宴会に来るのが罪であることは分かっていましたが、母の遺品を取り戻すためにはこの方法しかありませんでした。 なにとぞお許しください。」
「形見?」
「先代皇帝陛下が私の母に下さった遺品として私に残してくださったものです。」

すると陛下がユリエルに言った。

「どういう意味だ?」
「 陛下の乳母だった私の母は、皇家の血縁を持ちましたが、これを快く思わなかった太后に追い出されました。私は母と過ごした父の跡が残っていた皇城がいつも気になっていました。 それで宮殿に侍女として入ってきて、私の欲はただそれだけでした。しかし私の血を知った皇女様に···私が一生大切にしておこうと思っていたそれを···奪われました。 そして、私を脅かし、陥れ、城の外に追い出しました。」
「その話は本当に事実なのか?」
「嘘偽りのない事実です。 その証拠として···私の母の遺品であり、失った皇家の宝物である血のネックレスを今、姫様が着けていらっしゃるので。」

ユリエルがそう言うと、リアの胸元にある真っ赤なルビーのネックレスを指さした。


『達成値が上がります』
[没落達成値10%]


「証明しろ!」

陛下がそう言うと、ユリエルは人差し指の先をナイフで切り、ネックレスに血を垂らした。するとネックレスが反応した。

「ロビーリア···本当にお前がロビーリアの娘だったのか?」
「···そうです、陛下。」


『達成値が上がります』
[没落達成値:20%]


(ユリエルが先代皇帝の娘だって? ユリエル皇女?それなら私は?いくらあがいても私は死ななければならない悪役なの?)


『達成値が上がります』
[没落達成値:30%]

「それが事実なら、皇女様がネックレスを身に着けていたことも···自分以外の皇女が生まれるのを防ぎたかったんだ。」

『達成値が上がります』
[没落達成値:40%]


「皇女が二人なら、これから継承順位はどうなるの?」


『達成値が上がります』
[没落達成値50%]

こそこそと周りが言っている間にも、リアの前に次々とゲームウィンドウが現れる。


「アルケンさんが手伝ってくれたおかげで、 こうやって真実が明らかになりました。」
「とんでもない。ユリエル嬢。…(今だ。)」

アルケンが従者にこっそりと合図を出すと、従者は不注意に見せかけてナイフで袋を切り裂いた。

「重さに耐えられず爆発したようです。 私がすぐに片付けます。」

袋からは大量の白い粉が出てきた。
周りが騒然とする。

「まさか、あれ···麻薬ではないですか?プレゼントの山の中でなぜ白い粉が…。」

『達成値が上がります』
[没落達成値:60%]


(一体私はいつまでこの皇女の命で生きなければならないんだろう?)


『達成値が上がります』
[没落達成値:70%]


ドミネート・アルケンがリアを追い詰める。

「陛下、まだお話しすることが残っております。 皆さん、お聞きになったと思います。姫様は、成年に満たない少年奴隷を買い集めている、という噂です。そして、成人が過ぎる前に皆殺しにするという話も。 ここまでは、姫様のちょっとした怖い趣味ぐらいだと言えるでしょう。本当にそれで終わりなら、ですね。」
「何を…。」
「それよりひどいことをしたじゃないですか。 冷たい遺体に悪魔も目を開けて見ることのできないおぞましい行為を!」


『姫様が奴隷を買い集めているという噂です。 それも少年たちだけ…。』

デイジーが前に言っていた事を思い出した。

(···皇女が、今私が乗っ取っているこの体に吐き気がたまらない。皇女の中にもういたくない。 吐きそう…。)


『達成値が上がります』
[没落達成値:90%]


リアは口元を抑え、倒れそうになった時、エクロットが後ろからリアを支えた。

「姫様。」
「···エクロット…私は···。」

青ざめて倒れそうなリアを見て、エクロットは静かに怒りをあらわにした。

「あえて…。」

エクロットが言いかけたその時。

「彼らの言葉に···騙されてはいけません。 陛下」


入口の扉から、怪我をしたお腹を抑えながらエッセンに支えられたロビアが現れたのだ。




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