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悪役の救い手(韓国漫画)にどハマりした、アラサーOLによるネタバレ・翻訳ブログです。

【ネタバレ・翻訳】 「姉が男主人公を拾ってきた」 45話

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引用:

姉が男主人公を拾ってきた

あらすじ

エイミーが16歳になる日の朝、姉が男の子を拾ってきた! この展開、まさに前世で読んだ小説のワンシーン… 記憶喪失のこの「男の子」こそ、古代の魔法にかかった主人公のリノク! 小説ではリノクの名付け親となった姉が殺される運命になったので、代わりにエイミーが「ノクス」と名付ける。 そこから、昼は天使のような子供の姿、でも夜は大人の男になる「ノクス」とのドキドキの生活が始まって…

(本文)

「どうしてですか?そのように閣下を惜しんで心配しながら、なぜ閣下から離れようとするのですか?」

エイミーは少し悩んでから言った。

「···ロッテさん。 もし、大公様の魔法を解くことができるなら、手段と方法を選ばないでしょう?」
「もちろんです。閣下が安全であるようにすることが私の役目ですから。」
「私にもそんな似ている役目があります。正確には申し上げられませんが….たとえば···こんな感じです。私の心臓に悪い呪文がかかっています。 発動すると心臓が止まる呪文···。だから私は、私の心臓が止まらないように何でもしなければなりません。 それがどんなことでもです。命がかかっているからです。」

(リノクの命を救える人は…この邪悪な魔法を解いてくれる人は、セレナだけだから…。)

「···分かりました。」

納得してくれるとは思わなかったエイミーはひどく驚いた。

「そんなに驚いて、どうしました?」
「···思ったより簡単に頷くんですね。」
「嘘を言ったんですか。」
「いや、あ、それは違います!!」

嘘を言った訳ではないが、エイミーが少し焦って答えると、扉の外からベイカーが声をかけてきた。


「あの···ちょっといいですか。」

「それでは私はしばらく席を外します。 処理しなければならない仕事がありますので。後ほどお目にかかります。」

そう言うとロッテはベイカーと共に部屋から出ていった。


ーーー・・・

「本当に慌ただしい一日だったな。私がいない間、いつもこんなに忙しく過ごしていたの?私はあなたが気の毒だと思う…。」

(だからあなたの魔法を解くのに執拗になるのかもしれない…。あなたにどうしても幸せになってほしいから。)

「それさえなければ、素敵な大公様と一緒に暮らせそうな気もするのにね?それだったらこんな風に横で······いつまでもいるのに······。」

ベッドで眠っているノクスの寝顔を眺めながらそう言うと、エイミーも一緒に寝てしまった。


ーーー・・・

ノクスの目が覚めた。
隣にエイミーが寝ているのを見て、安心したように小さく呟いた。

「エイミーが嫌だと言わなかった。 おかしいとも言ってなかった。変わっても···大丈夫って言ってた。」


ロッテが部屋に入ってきた。

「閣下、命令された通りお嬢様に直接見られるまでは何の措置も取りませんでした。 暴走の事も、感情によって暴走することがある事についてもです。」
「よくやった。」

ノクスは満面の笑みを浮かべ言った。

「閣下がそう仰ってくださり私もうれしいです。」
「ヘトロッテ、僕は悪い子になったらだめだ。 そうしたらエイミーは僕に微笑みかけてくれないかもしれない。だから次は・・・」
「後で処理すればいいでしょうか。」
「うん、見えないように。 代わりに、確実に。」


そうすると突然ノクスが光に包まれ、大人になった。

「夜か。」
「はい、閣下」
「長かったな。…報告することは?」
「いつものように襲撃がありました。···。閣下もご存知だと思いますが、 昼の閣下は誰も防ぐことができないということです。伊達にお昼の閣下が狂犬、狂犬と呼ばれる訳じゃない···。ごほん、つまり、私が申し上げようとしたのは···西側の演舞場一つを丸ごと昼の閣下が飛ばしてしまうほど制御できないのに、彼女にだけは違うようですね。おかげでシェド卿と私は驚きを隠すことができませんでしたよ。···あ、そして閣下。 お嬢様がここを去ろうとする理由です。お嬢様の心臓に何か問題があるようですね。」
「···心臓?」
「本当の心臓というより、 例えでおっしゃったような感じでした。心臓のようなものが危ないということです。以上です。それでは私は失礼します。」


「心臓か···。 エイミー···俺はたまによく分からなくなる、お前の小さな頭の中に何が入っているのか···。それでも、お前のことをもっと知りたい。」



ーーー・・・

「あれ、···どのくらい寝たのか・・・・・え!?!??!!!」

(あ、あ···いや!! なんでこんなにくっついて寝てるの?!シャツをこんなに広げて!わあ、触り…たい!)

エイミーが心の中でパニックになっていると、リノクが突然エイミーの手を掴み微笑みながら言った。

「よく眠れたか?」

 

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